女子大生が危険から身を守るために
2018年08月06日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
夏休み前の最後の多目的アワーの時間に、学生委員会主催で女性犯罪被害に特化した危機管理講習が行われました*。
対象は主に1年生。
まず①25項目からなる「あなたの危機評価」チェックから始まり、次に②「犯罪の3要素」を知り、いかにこの3要素に遭遇する機会を取り除くか、③自己防衛の3段階と危険から脱出する5つの原理、④デートDVを防ぐ10の助言、そして、最後に⑤「日常でちょっと気をつける防犯アドバイス100」まで、講師(有限会社PURAのMARI先生)の話がテンポよく進みました。
途中、指名された学生が飛び入りで、犯人役のMARI先生の襲撃をかわす実演などもあって、会場から笑いと拍手が起きる場面も。ご自身の経験も交えて、女性が自分で身を守る大切さを熱意を込めて語って下さるMARI先生のお話に、学生たちは引き込まれるように聞き入っていました。
1年生にとっては大学生として初めて迎える夏休みです。自身の身を守る大切さと知識・スキルを学んで、この夏をどうか楽しく、安全に過ごしてほしいと願っております。
学生たちに危険から身を守る大切さと術を熱く語ってくださるMARI先生
*今回の講習は学生委員会主催「2018年度危機管理講習」全4回のうちの3回目にあたります。初回は入学時のオリエンテーション時に「SNS被害の問題や金銭絡みの契約トラブル、洗脳などが起こりうる怪しげな団体からの勧誘リスク、性被害リスク」。2回目は東京都のこうしたサービスを活用した講習。4回目は年度末に復習を兼ねて、1月の最終「多目的アワー」に予定しています。今回は夏休み前ということで、性犯罪被害に特化した講習が行われました。