学科からのメッセージ

国際社会学科に合格された皆さんへ

本学を志望してくださり、ありがとうございます。4月から共に学ぶことを楽しみにしています。

さて、「国際社会」という名称の学部や学科は他大学にもありますね。では、本学の国際社会学科での学びの特徴はどんなところにあるでしょうか。まず、わたしたちは、国や地域間、特定の地域に偏在する多様な課題に現場感覚をもって取り組む市民を育成したいと考えています。そのために、総合的な社会科学の理論により考察することができます。

具体的には、国際紛争とその結果としての難民問題、およびそれらの背景要因となる資本主義や格差の問題、人権問題、ジェンダー平等、これらの複数の国や地域にまたがるグローバルな問題を考えます。またこの学科では、日本もその一員であるアジア中心の地域研究領域の学びも充実しています。急速に成長を遂げてきましたが、その歪みから軋轢も生じます。

当事者として現場感覚をもって、学びを進めるためにたくさんの海外プログラムを充実させています。本学では韓国の協定校との綿密な連携により、COVID-19下においても韓国への派遣留学を続けてきましたが、他の地域への派遣も本格的に再開されました。韓国については、特に本学で学びを深めやすいですが、韓国語の副専攻もスタートします。

国内外を問わず、いろんな地域に足を運びつつ、とどまって考え、共に学ぶ仲間と協働しながら考察を深め、また新たに一歩を踏み出していく。予測不可能なこの時代にも、自分らしく歩んでいくための学びにチャレンジしましょう!

*恵泉女学園大学の入学前教育プログラムについてはこちら

国際社会学科
斉藤小百合