【特集】社会人入試
恵泉は学び続けようとする女性を応援します
2023年度の社会人特別選抜の日程は以下の通りです。
- I期
出願期間 | 試験日 | 合格発表日 | 手続期間 |
---|---|---|---|
WEB入力 12月15日(木) ~1月21日(土) 15:00まで ※出願書類必着1月23日(月) |
1月25日(水) | 1月27日(金) | 一括方式 1月27日(金)~2月16日(木) |
- II期
出願期間 | 試験日 | 合格発表日 | 手続期間 |
---|---|---|---|
WEB入力 12月15日(木) ~2月12日(日) 15:00まで ※出願書類必着2月13日(月) |
2月16日(木) | 2月18日(土) | 一括方式 2月18日(土)~3月2日(木) |
社会人入試はどのような入試ですか?
入試というと、「受験勉強」を思い出すかもしれませんが、恵泉の社会人向け入試は「書類審査」、「面接」、「課題レポート」だけで受けられます。
「課題レポート」は学校卒業後の経験を1,000字程度で記載していただくものです。
入学検定料、学費等納入金についてはそれぞれこちらをご覧ください。
どのような学科コースで学べますか?
日本語日本文化学科、英語コミュニケーション学科、国際社会学科、社会園芸学科の4つの学科で学べます。
学科の垣根が低いので、自分が所属していない学科の科目も比較的履修しやすいシステムとなっています。
社会人入試はどのような人におススメですか?
たとえば・・・
- 仕事で壁にぶつかったので、学び直したい
- 社会人としての経験を生かし、もう一度夢にチャレンジしたい
- 子育てが終わったので、子育て支援員の資格をとって子育てを支援する方に回りたい
- パートナーが定年退職となったので、自分のために好きなことを学びたい
- 日本語教員の資格をとって、外国人に日本語を教えるボランティアをしたい
このような方にピッタリです。
社会人入試についてもっと詳しく知りたいのですが・・・
入試広報室にご連絡ください。どんな質問にもお答えします。キャンパス見学や教職員による個別相談もアレンジします。多摩センター駅から無料スクールバスが出ています(所要時間約10分)。
入試広報室
〒206-8586 東京都多摩市南野2-10-1
Tel:042-376-8217 Fax:042-376-8218
E-mail:nyushi@keisen.ac.jp
そのほかに社会人向けのプログラムや入試はありますか?
一般の方々を対象とした公開講座はもちろんのこと、大学・大学院の正規の授業から好きなものを選んで履修できる科目等履修生制度もあります。また、社会人向けのその他の入試として編入学試験や大学院入試もあります。恵泉は生涯学び続ける女性をさまざまな方法で応援します。
社会人入試体験者インタビュー
「とにかく園芸がやりたい、純粋に学んで楽しみたい」
緒方啓子さん 人間環境学科(現在の社会園芸学科)2010年4月入学
- 恵泉との出会いは?
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大学近くのお店に置いてあったパンフレットで恵泉についてたまたま知り、恵泉の公開講座を受けてみようと思ったのが恵泉との初めての出会いです。第一印象は、お花畑やハーブガーデンに囲まれた、とても素敵なキャンパスというもの。でも、大学の比較的近くに住んでいるのに、不思議なことにそれまで恵泉が存在することすら知りませんでした。
公開授業に参加し始めて1年経った2010年4月、人間環境学科(現在は社会園芸学科)に入学しました。「とにかく園芸がやりたい、純粋に学んで楽しみたい」という思いからです。
- 社会人にとって大学受験はどんな経験でしたか?
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私たちの世代は、入試というと、受験勉強をしなければならないのかと思い、ハードルが高いと思ってしまいますよね。でも、恵泉の社会人入試は書類審査と面接だけでOKだと知り、これならできると思い受験しました。
- 入学後、「純粋に学んで楽しみたい」という希望はかなえられましたか?
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はい。大学の教育農場でオーガニック野菜作りを教わったり、里地里山の授業では山菜採りや小野路の田んぼでの実習に取り組んだり、自分の好きなことを思う存分学べました。新しいことにチャレンジできたのもよかったです。初めて学ぶスペイン語や体育の授業で挑戦したエアロビクスも楽しかったですね。でも、最初の成績の結果を待っているときは胃が痛くなる思いでした。結果は意外によかったのですが、成績にあまりとらわれずに楽しむことが大事だと思うようになりました。
一つだけ心残りは、海外体験学習(フィールドスタディ)に参加できなかったことです。タイとカリフォルニアのプログラムに参加したかったのですが、震災の影響と入院で結局参加できませんでした。恵泉は留学などの海外プログラムが盛んなので是非参加したいと思っていたので、本当に残念です。
- 卒業論文のテーマは?
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有機農業に目覚めたのは恵泉入学後のことです。それ以前はファーストフードが大好きな「普通の主婦」でした。卒論は、卒業後、家庭菜園をやりたかったこともあり、有機農業学を専門とされている澤登早苗先生のゼミで「市民農園」について執筆しました。小学校の養護教員を辞めてからずっと主婦をしており、園芸の知識ゼロからの出発でしたが、少人数教育ならではのご指導で無事卒論を完成させることができました。先生方には本当に感謝しております。
- 若い学生と一緒に学ぶのはどのような経験でしたか?
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学生さんたち、とてもやさしくしてくださいました。必修の情報科学の授業ではパソコンの作業の基礎を学ぶのですが、私はパソコンが苦手で呆然自失という状態でおりますと、ある学生さんがボランティアで1年間つきっきりで教えてくださったのです。
園芸部に所属し学園祭に参加したり、親子ほどの齢の違う学生さんたちと一緒に行う部活動もエンジョイできました。女子大は初めででしたが、女子大はとてもきれいでそこもよかったですね。
- 卒業後は何をなされていますか?
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恵泉の有機野菜をお届けします!
緒方さん(左)と澤登先生(右)卒業後は、「Keisen CSA(Community Supported Agriculture)」のスタッフ兼会員として活動しています(写真参照)。恵泉の農場で有機野菜を収穫し、会員の方々にお届けするために心を込めてパッキングをする。こんな作業を仲間と一緒に行えるのは本当に楽しく、今でも恵泉には週1回は来ております。
また、園芸療法を実践的に学べる「土曜園芸クラブ」にも所属しています。土曜園芸クラブは、授業の一環で、多摩地域の高齢者の方、障害をおもちの方を中心に園芸療法を活用した活動です。恵泉の卒業生で園芸療法の日本における第一人者であり、恵泉の教員でもある澤田みどり先生のご指導の下、園芸療法士を目指す学生さん達と一緒に、手作りの「レイズドベッド」(車椅子でも立ったままの姿勢でも植物に手が届くよう作られた高さのある大型プランター)を使って、地域の方々と一緒に楽しんでおります。大学で学んだことを活かしながら、第2の人生をスタートさせたという感じでしょうか。