北海道、水俣と結びオンラインでフィールドスタディを実施します

2021年08月20日

夏休みと秋学期に北海道フィールドスタディ、水俣フィールドスタディをオンラインで実施します(水俣の場合は、オンラインを2~3回程度にわけて分散実施します。その都度に振り返りを行って<事後学習>、学びを深めるためです)。
その後、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、可能な場合、秋学期に2泊3日程度の北海道と水俣の短期スタディツアーを実施する予定です。
さらに、春休みに感染状況が収まっていたら、北海道のチームはオーストラリア、水俣のチームはインドネシアの現地フィールドスタディができればと考えています。

こんな複雑な状況になったのは、新型コロナウイルス感染問題が発生したからです。

コロナ以前は、オーストラリア短期フィールドスタディという体験学習があり、長期休暇中、オーストラリアに10日間ほど滞在し、先住民問題という視点からオーストラリア社会の取り組みを学んでもらっていました。
インドネシア短期フィールドスタディの場合も同様で、グローバル化の中でインドネシアが持続可能な社会を作るためにどのような取り組みをしているのかを学んでもらうプログラムでした。

短期フィールドスタディは事前授業半年間で訪問先の社会や課題を学び、教員が手作りで作ったツアーで現地体験学習を行い、帰国後はまた半年間、調査を進め、報告書を作成・発表会を行うというプログラムです。
異なる学年の学生たち10名前後が1年間、海外経験が豊富な本学教員のもとで勉強するので、刺激的な学びという点はもちろん、人間的成長や友人の形成などの点でも大変人気があるプログラムでした。

ところが、新型コロナウイルスの感染問題が発生し、今すぐオーストラリアとインドネシアで体験学習を行うのが難しいという状況になってしまったのです。
しかしこんな状況でもコロナに負けずに学生に体験学習の機会をぜひ提供したいと考えました。
オーストラリアの場合は、先住民問題という共通の課題を抱えた北海道の学びをまず行ってもらう、インドネシアの場合は、持続可能な社会の形成という観点から共通の課題に取り組んでいる水俣で体験学習を行ってもらうことにしたのです。
参加学生それぞれが自分の研究課題を深め、新たな気づきをもって次のステップに進めるような機会になるとよいと思います。

本学は「国際性」において首都圏女子大5年連続1位となっています。
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新型コロナ感染拡大で予定通りに実施できなかった部分も多いですが、コロナのない場合にどんな海外プログラムが実施されるのかを知るにはとてもよい資料です。

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