学長の部屋
卒業リトリートと大学セミナーハウス
2018年02月19日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
2月1日~2日、卒業リトリートで八王子の大学セミナーハウスに行きました。
卒業リトリートとは、卒業を間近に控えた大学・大学院の学生を対象にした行事です。
恵泉での日々を教職員と共に振り返り、大学生活で培ったものを改めて受け止め、社会に出てゆく備えの時としてほしい、そうした願いをもって毎年、キリスト教センターが中心となって行っています。
私は会議等の関係で、夕刻から明朝までの参加となりましたが、「恵泉人生ゲーム」や「分かち合いのとき」など、この日に向けて学生や教職員が心を込めて準備に尽くしてきたことに感謝の思いで、一緒に楽しい時間を過ごしました。
卒論口述試験の報告です
2018年02月12日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
卒業論文の口述試験が、去る1月31日、全学一斉に行われました。
昨年12月、きめ細やかな教育をしている全国13の大学(朝日新聞・河合塾共同調査)に恵泉女学園大学がランクインされたことは、すでにご報告した通りですが(「学長の部屋」2017年12月25日版)、ここでの「きめ細やかさ得点」10項目の一つが卒業論文の必修化です。
最終講義に託す教員の思い
2018年02月05日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
1月の最終木曜日(1月25日)に杉山恵子先生の最終講義がもたれました。
杉山先生のご専門はアメリカの歴史、主に19世紀の女性・マイノリティをめぐる社会・文化です。最終講義のタイトルは『「共和国」と「帝国」~19世紀アメリカ合衆国の歴史から~』でした。
最終講義は、授業とは別日を設けて大教室で行うのが通例ですが、最終講義はご自身の最終授業日に受講生を対象に行いたいという杉山先生の強いご希望で、いつもの授業時間に、いつも講義をなさっているC棟104教室で行われました。
卒業生から嬉しいメールが届きました
2018年01月29日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
お正月過ぎに、卒業生から嬉しいメールが届きました。
本人の了解を得て、ここに紹介させていただきます。
2016年3月に恵泉女学園大学 大学院 平和学研究科を卒業しました島田愛です。
昨年3月より韓国のハンシン(韓信)大学の日本学科で招聘教授として働いておりますが、初年度の業務をほぼ終えて、現在日本に一時帰国しております。
着任の際にご連絡したとおり、私は前期は「日本語文法Ⅰ A・B」と「日本語 作文」の3クラスと「フリートーキング」を担当しました。後期は「日本語文法ⅡA・B」と「ビジネス日本語」の3クラスと「フリートーキング」を担当させて頂きました。
初年度は、授業の準備、1年間の大学の流れなど、韓国語もよくわからないなかで進めて行くのはとても大変ではありましたが、韓国語がわからないからこそ、学生達が日本語を使って自分のことを表現しようとする姿、成長して行く姿を敏感に感じ取ることができ、学生と一緒に成長し、喜び合える、私の人生の中でも忘れがたい貴重な1年となりました。
ハンシン(韓信)大学の学生たちは想像以上に日本に関心を持ち、日本の経済・政治・文化・・・そして日本語と様々なことを勉強しています。私は日本語教師としてはまだまだ未熟ですが、この仕事は社会経験で得たことや恵泉女学園大学で学んだ園芸学、平和学など様々な知識や経験をフルに活かせるやりがいのある仕事だと感じています。
お陰さまで、ハンシン(韓信)大学との来年度の契約もさせて頂くことができました。
来年度もさらに精進して参りたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
「心理・教育研究室」オープン~大学の地域貢献として
2018年01月22日
恵泉女学園大学学長 大日向雅美
年が明けて、鏡開きを迎えた日に、多摩市議会の議長・副議長・事務局長が年賀のご挨拶に学長室を訪問してくださいました。
多摩市にはいくつかの大学があり、それぞれが特色をもった教育・研究活動をしているので、市としてはそれを地域や市民にも提供してもらえるよう、相互に連携したプラットフォームづくりに注力したいというお話をいただきました。
基礎自治体の議会関係の方々が大学を訪問してくださること自体、これまでにはあまりなかったことかと思いますが、議長・副議長が熱意をこめて語ってくださるお話をうかがいながら、改めて大学の地域貢献が求められていることを痛感いたしました。